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神崎廉が今まで書いてきたSS保管庫。
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覚えている。
その唇も。
肌の温もりも。
初めて名前を呼んだ時も。
初めて手を繋いだ時も。
初めて、触れ合った時も。
全部、全部覚えている。
「アスラン…」
けれど、もう。
この名前を呼ぶのも、これが本当に最後。
一緒にいたい。
でも、いられない。
敵対したあの頃は、それでも心のどこかに身勝手な希望があったけれど。
それすらも、もう、ないから。
だから、そっと体を離してその腕を振り解こうとしたのに。
「行かせない」
アスランが強い語調で言い放つ。
「どこにも行かせない」
真っ直ぐに、見つめて。
「けど、僕は…っ」
「言っただろう? もう二度と手放す気はないって」
そう言って、痛いくらいに抱きしめる。
その温もりと言葉に、眩暈がしそうなほど。
「だけど…っ」
「傍にいたい」
それまでの激しさから一転して、アスランの声が静かに語りかける。
「おまえがいなきゃ…生きられない……」
「……っ」
それは、自分も同じ。
けれど、自分は。
たとえ、アスランを失ったとしても。
「エゴだって、わかってるさ…」
いつかは、別れの日が来る。
それは、自然の摂理。
造られた自分以外のものにとっての。
だから、やがて来るその日の後。
残された、自分は ―― …
「けど、それでも俺は…っ」
「ア、スラン…」
それでも。
「傍にいて」
「アスラン…」
「傍に、いさせて。キラ…」

……いつかは。
永遠の別れが来る。
耐えられないかもしれない。
それでも、その先に待つのは永遠の孤独。
だけど、今だけ。
今だけで、いい。

傍にいたい。
一緒に、生きたい。

「一緒に、生きよう?」

―― それは。
永遠の、誓い。


--- 2004/10/2 ---
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プロフィール
HN:
神崎 廉
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
絵描き兼字書き。
真性アスキラー。
思いもよらずダブルOが歴代G
の中で一番好きな状況に。
成層圏の向こう側まで狙い
撃つ兄貴を愛してやまず。
BAS●RAの影響で戦国史に
どっぷり。VIVA眼帯。
えろすきーだけどホモスキー
に非ず。
オフラインでは【絶対零度】
というサークル名で活動中。
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