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この蒼穹に、飛び散ったもの。
約束。
命。
涙。
たくさんの破片が、胸を刺して。
切り裂いていく。
心を。
想いを。
何もかも。
+
マークエルフを降りて、走ってその姿を探した。
人気のない、通路。
その一番奥、明かりも届かないような、場所で。
「総士…っ」
掴みかかるように、その体を壁に押し付ける。
総士は、何も言わない。
「どういう…ことだよ……っ なんで、翔子が…!?」
体も弱く、学校も休みがちで。
昨夜だってそうだ、病室に見舞いにだって行ったのに。
「総士…!!」
(なんで…)
何故。
けれど、理由は。
『私は、あなたの帰るところを守ります』
唇を噛みしめる。
そう、約束したから。
だから、翔子は……
「一騎…」
その声に、はっと顔を上げる。
先程までの無感情とも取れる表情に、微かに滲む哀れみと。
必死に隠そうとしている、哀しみ。
なぜか、そう思った。
『あまり関わらないほうがいい』
(あ…)
理不尽な言葉だと思った。
けれど、本当は。
(俺の、為……?)
戦うということ。
守るということ。
助けるということ。
それには、何らかの代償があって。
その度、この心が傷つかぬように。
「………っ」
それでも。
涙は溢れてくる。
思い出。
言葉。
約束。
笑顔。
哀しみ。
憤り。
いろんなものが、溢れ出して。
ひとりでは抱えきれずに。
総士の体を壁に押し付けたまま、その胸に顔を埋めた。
総士は黙ったまま、そっとてのひらを背中に添えて。
卑怯だと思う。
総士はこうして、自分の哀しみも憤りも、すべて受け止めてくれるのに。
自分はただ、ぶつけるだけで。
総士には、泣く場所も、怒りをぶつける相手もない。
それが、上に立つということ。
それでも自分はこうして甘えている。
気付かない、ふりをして。
『必ず帰ってきてね』
遠くで響く約束。
その声は、もう、あまりに遠い。
ただ、背中に感じる総士の手の温もりだけが、現実味を帯びていた。
--- 2004.8.17 ---
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真性アスキラー。
思いもよらずダブルOが歴代G
の中で一番好きな状況に。
成層圏の向こう側まで狙い
撃つ兄貴を愛してやまず。
BAS●RAの影響で戦国史に
どっぷり。VIVA眼帯。
えろすきーだけどホモスキー
に非ず。
オフラインでは【絶対零度】
というサークル名で活動中。